2008年02月20日

ミネラルウォーターは安全か?

<ミネラルウォーターの水質基準>
 食品偽装や農薬入り餃子が社会的な問題になる中、ミネラルウォーターの安全性について考えてみました。ミネラルウォーターの安全性確保の検査は、ミネラルウォーター・氷菓の原料水としての検査(原水基準18項目)を行い、食品衛生法の水質検査(清涼飲料水基準26項目)によって安全性を確認します。また、泉源地及び採水地点の環境保全の汚染指標として界面活性剤、フェノール、農薬、PCB、多環芳香族炭化水素の6物質が定められています。
 これらの検査は確実に実施されていると考えても良いでしょう。メーカーによっては、さらに厳しい自主的な管理基準や管理項目を設けて品質を保持しています。

<ミネラルウォーター基準の問題点>
 少し古い資料になりますが「環境と貿易に関する報告書『世界的なミネラルウォーター市場の拡大とその国際規格化』:福澤尚子」というレポートがあります。ミネラルウォーターの国際基準について、明快にまとめられた報告書です。
 ここで指摘している日本のミネラルウォーター基準の問題点については、水源立地基準(水源周辺の基準がない)、水道水と比較すると緩い基準(&検査項目が少ない。4月から、厚生労働省管轄の水道水では51項目の検査になります)、品質表示(商品特性を示す採水地の環境、殺菌方法の表示がない)を挙げています。

<ウォーター マイレッジ>
 最近、「フード マイレッジ」という言葉が使われます。日本のミネラルウォーターの消費量のうち、20㌫近くが輸入された水です。食料品は中国・オーストラリアを含むアジアが多いようですが、ミネラルウォーターに関してはヨーロッパが中心です。計算をしたことはありませんが「ウォーター マイレッジ」は相当大きな数字になると考えられます。
 ミネラルウォーター基準の問題点やウォーター マイレッジについて、きっちり説明されているミネラルウォーターが「安全で環境にやさしいミネラルウォーター」になるのでしょう。
Posted by wesco at 07:37
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